2020年02月21日

WVNインフォメーション  2020 02/21

 
 「遊べる設定資料集」というのをキャッチフレーズにしようかと思っております、「War Vortex Night」、やっとこさシェリスエルネスのデータが完成しましたので、お届けいたしますです。効果が同系統で数値だけ違うカードもあるとはいえ、総数136+1枚の大ボリュームを、お喰らいあそばすがよい!

 次の追加キャラクターは、淫属性のある誰か。第2弾以降ご無沙汰だった凌辱要素の本格始動となります。
 また、今回出し切れなかったネタ(未帰還迷宮やら、ゴアメイドやら)も、間に挟む予定でおります。


 ……しっかし、おかしいなぁ。思いついた小ネタにゲームの能力をくっつければ形になる気軽なコンテンツで、「これで更新頻度もアップアップ!」とか企んでいた筈なのに……、……逆に、遅く……?
 うん、理由は分かってる。「第○弾」って形式にしちゃったから、ある程度、数が纏まらないと、出し辛くなっちゃったんだね……。
 流石に今後は、もうちょっと分けて出すようにしますデス。
 

 WVN追加データ008 「魔が堕ちる夜 01 プリンセス・ケルベロス」  1/4

 

 wvn-you008-MAGA01.pdf


≪ストーリー≫

 復讐と刑罰の魔王ザーバッハの居城は、不沈の飛行要塞である。その中央構造群、通称「大艦橋」の前面には、内外の急使を出入りさせる為の広大なバルコニーが設えられていることだ。
 そこから続く直線迷路は、玉座の間への最も短いルートとされており、ザーバッハの首を狙う輩の侵入・襲撃が後を絶たない。故に番人が置かれているのだが、すると今度は、その番人を打ち倒して実力を示した上で堂々とお目通り願い、仕官を願い出ようという武辺者が殺到してくる始末。
 従って、危険地帯と成り果てた、このバルコニーを守る者は、虚実綯い交ぜて突破を図る者達の策謀を見抜く眼、腕に覚えのある剛の者達を魔王の威信に懸けて返り討ちにする戦闘能力、本物の急使達への対応に関する全般――すなわち、外部から迎える際の細やかな礼儀作法や、揉め事の気配をいち早く嗅ぎつけて、向かってくる彼・彼女らを敵対勢力より護衛する広範囲の偵察防衛スキル、出立する者達の為に魔城周りのセンチネルと連携して近辺の安全を確保しておく社交性に、遠隔視、呪詛といった干渉を潰す防諜魔術戦スキル、等々――、更にその他にも、番人という立場から生じる諸々の厄介事に対処する機転や政治力、一人で全てをこなすには限界があるので、信頼に足る手勢を見つけ出して率いる軍団運営の手腕、エトセトラ、と三拍子以上の物を揃えていなければならない。
 向かい風が突風となって吹き付けてくる急使用のウィング・ポートに、かつて、老執事とゴアメイド達を従えながらテーブルを構え、涼しい顔で紅茶を啜っている魔姫が居た。
 未帰還迷宮(今後の追加データにて解説)制覇後、長兄ノァヨァヅィクタより役目を譲り受けた、シェリスエルネスである。その堅牢ぶりから付いた二つ名が、「恋せぬ高嶺の番犬姫(プリンセス・ケルベロス)」、「性悪カマトト処女ビッチ」。三日に一遍の割合で起こる事件を片付けながら、魔界の情勢の把握に努め、ついでに縁のあった者らを新たに臣下に加え、敵味方にその牙の鋭さを見せつけつつ任期を全うしたことだ。
 常夜の荒野へと居を移し、領地の開拓・整備に力を注いでいる現在でも、時折、当時の勇名を聞きつけた挑戦者が、討って名を上げる為に現れるらしい。


≪ゲームデータとしての特徴≫

 拙作「魔が堕ちる夜」のヒロイン、シェリスエルネスと、彼女の能力をモチーフにした闇・姫・鞭・魔属性のアクションカードのセットです。
 「闇&姫&魔」等、強力な代わりに複数の属性を要求されるカードが多いです。また、それらの元になった単属性用のカードも収録されています。


・キャラクターカードの特徴 (『』内は無責任な煽り文句)

『推参、常夜のオールラウンド・バーサーカー! 一対一の決闘から集団戦のサポートまで、多様な戦法を駆使し、サイコロバトルに麗しき君主の威を示せ!』

◇常夜の姫君 『シェリスエルネス』
 能力を低く抑えたシェリスエルネスです。
 トライアル・ゴ−レムズと混ざって遊ぶ時などは、このぐらいが丁度いいでしょう。

◇ブルータル・イントルーダー 『シェリスエルネス』
 高い混色性能、ガード能力、バトル中に自分のデッキのアクションカードを入れ替えることが出来る能力など、対応力に重きを置いたシェリスエルネスです。
 まだ本人、様子見なので、初期HPとAPは、地味目です。特殊能力「ここを我が戦場と定める」は、戦力調節によっては封印してもよいかもしれません。

◇常夜の絶対境界線 『シェリスエルネス』
 前衛にいる限り、それより後ろには一切手を出させない、インチ――強力な防衛能力を持つシェリスエルネスです。ただ、集中砲火を浴びて沈められることが目に見えているので、何らかの対策が欲しい所です。
 また、特殊能力「ノーブル・ベルセルク / 傲岸なる闇」を始めとするダメージ軽減効果は、「HPを直接減らす」効果には発動しないので、注意が必要です。
 デッキの構成によっては、アタッカーやサポーター/ジャマーになることも可能です。

◇峻烈なる宵闇の制裁執行者 『シェリスエルネス』
 バトル中に条件を満たすことで、追撃回数が増えていく、攻撃特化のシェリスエルネスです(イメージは格闘ゲームの空中コンボ)。最大で、3回行動(相手をリタイアさせると、更に+1回)、凶悪なダメージUPのバフ付き、となります。
 弱点としては、全ての基本条件となる「闇属性のフィールドカード」が張り替えで妨害され易いこと、自分が飛行していることも追撃の条件なので対空攻撃の的になってしまうこと、ネームド・ステータスを破棄させるような効果全般がきついこと等が挙げられます。

◇その他のキャラクター
 全てのシェリスエルネスの能力を重ね合わせられるシェリスエルネスに、普通(?)の蝙蝠、蝙蝠型の魔法構造体の様々なモデル、美少女化してユーザーが好みの属性を付与出来るようになった蝙蝠型の魔法構造体、と幅広く取り揃えております。


・アクションカードの特徴

◇闇属性
 闇属性の特徴というより、シェリスエルネス本人の性質を反映して、各射程・範囲・副次効果のダメージ系攻撃カードや、自他の防御を固めるカードがメインになっています。

◇姫属性、鞭属性
 強制的なポジション移動や、それとのコンボを狙えるフィールドカードの設置、相手のアクションカードを使用不能にしたり、HPドレインをしたりなど、搦め手に長けた属性です。

◇魔属性
 強属性という扱いで、この属性の付いたアクションカードは、コストや効果が優遇されています。

◇「淫、辱、堕」属性
 今回の出番は、さわり程度ですが、今後、凌辱要素が追加されていく中で、重要になってくる属性です。

 淫:触手や凌辱者、及び、淫乱なキャラクターなど、性的要素を操ったり受け入れたりしている者に当てはまる属性です。
 辱:媚薬やエロトラップなどの、責めや辱めを受けている状態に当てはまる属性です。
 堕:悪堕ち、隷属などの、堕落や屈服した状態に当てはまる属性です。



◇全体的に
 トライアル・ゴーレムズを「標準的な、おとなしい強さの基準は、これぐらいかな?」と決める為に作ったのに対し、シェリスエルネスは「強キャラ、インフレの基準、限度は、これぐらいかな?」と模索しながら作りました。特に混色性能は、今後のデータ追加も見越して、属性制限が無意味になるスレスレを攻めています。
 よって現時点では隔絶した強さを誇るシェリスエルネスですが、他の魔物勢が追加されていくに従って、バランスが取れていく予定です。特に、水属性なので「ダメージ反射」や「HPを直接減らす」効果が豊富であろうメデューナは、天敵になるかもしれません。



<「魔が堕ちる夜 01 プリンセス・ケルベロス」の修正履歴>
・2020 02/21 公開