2020年02月21日

 WVN追加データ008 「魔が堕ちる夜 01 プリンセス・ケルベロス」  2/4

 
≪実際のテキストデータ≫
 
 
【キャラクターカード】

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☆常夜の姫君 『シェリスエルネス』
 初期HP:20  AP:15  属性:闇、姫、鞭、魔  種族:女性、君主、魔物

「今宵は、城壁の倒壊が一箇所、花壇で昏倒騒ぎが一件。他は軽微な物ばかり。……本気で心配なのだけど、貴方達、揃って衰弱の呪いにでも掛かっているんですの?」

○解説
 居城で寛いでいる時のシェリスエルネスである。
 とはいえ、活発な質(たち)なので、メイドにちょっかいを出したり手伝ったり、臣下の起こす騒ぎや失敗のリカバーをしたり便乗したり巻き込まれたりと、賑やかな時間を過ごしているようだ。

<特殊能力>
◆手慣れたリカバー
○効果:
 自分以外の、自チームのキャラクターがサイコロを振り「1」の目を出した時に発動させてもよい(補足:行動順決定ダイスのサイコロも含む)。
 自分のHPを直接1点減らし、そのサイコロを振り直させる。
 この特殊能力は、1バトル中に2回まで使用できる。
○解説:
 臣下の起こしたトラブルには、それ以上のトラブルを自分で起こし、ぶつけて打ち消す、シェリスエルネス流の家政術。給仕中に転んだメイドは、更に一回転させられて上手に着地し、放り出された料理やスープは、そのまま宙を翔け、魔姫や列席者の皿に収まっている。そこに「私(わたくし)からですわ」などと声が掛かるのだ。時々、無駄なツンデレを発揮して、己の優しさを隠すようなきついことを言わなければ、完璧であるのだが。

◆小器用
○効果:このキャラクターは、自属性以外の、「漢字一文字」の属性のアクションカードも、2枚までデッキに組み込むことが出来る(例:○「機、聖」 ☓「闇&姫&機、魔王」)。
○解説:
 シェリスエルネスはやることが無いと、興味を持ったことの修練や勉学を始める。
 見た目よりも永く生きているだけあって、様々な事柄に精通しているようだ。

◆蒼き占眼
○効果:自分が行動決定ダイスで1の目を出した時に、自分の特殊能力「手慣れたリカバー」の使用回数を1回分増やす。
○解説:
 幽峡の預言者アーリアーの娘であるシェリスエルネスは、母の強力な占眼を受け継いでいる。しかし、本人が無意識下で激烈にそれを嫌っている為、胎児以前の状態から既に力が封印されていて、周囲も魔姫本人も存在にすら気づいていない。
 何故、そこまで嫌っているかと言えば、アーリアーの占いは相手の未来の可能性を特定の方向へねじ曲げ、その結果を告げるという、呪いともマッチポンプともつかぬ代物で、瞳はその収束器であるからだ。
 塞眼状態における極稀な例外として、他者からの呪詛によって破滅を約束された場合のみ、それへの反撃なのか、ほんの僅かにだけ封印が緩むことがある。そして、周囲の未来をさりげなく良い方向へねじ曲げる。


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☆ブルータル・イントルーダー 『シェリスエルネス』
 初期HP:25  AP:20  属性:闇、姫、鞭、魔  種族:女性、君主、魔物

「あまりにも悲鳴が五月蠅いから、無作法な喉に刑罰を与えに参りましたの。そこのメイド面した音痴、此方へ引き渡して下さる?」

○解説
 揉め事・荒事に首を突っ込む時のシェリスエルネスである。
 相手らの様々な出方に対応できるよう、フラットに構えているのが特徴だ。

<特殊能力>
◆華麗なる大立ち回り
○効果:
 このキャラクターは、デッキとは別に、「他条件:なし」のアクションカードを6枚まで、自分に登録しておいてよい。内容は、他のプレイヤーに公開すること。
 行動決定ダイスを振る直前に、それらと自分のデッキのアクションカードを、好きなだけ入れ替えてもよい。
 その際、入れ替えるカードは、入れ替えられるカードとコストが同じでなければならず、デッキへの組み込み条件も満たしていなければならない。また、裏返され使用不能のアクションカードに対しては、入れ替えを行うことは出来ない。
 入れ替えられたカードは、登録カードに移る。再度、入れ替えを行うことも、可能。
○解説:
 魔界全土においてシェリスエルネスは、突然現れて大暴れしていく通り魔のように思われている。被害者面をしている連中が多いが、彼らが自分達の共通点に気づかない限り、魔姫に叩きのめされる犠牲者は増え続けることだろう。

◆ルード・スラッシュ・カット(理不尽を削り取る爪撃)
○効果:
 このキャラクターは、1フェイズに1回、下記の効果を発動することが出来る。
 また、任意の時点で「現フェイズの行動決定ダイスを振らない」と宣言し、実行することで(既に振っていた場合は宣言不可)、この特殊能力の、そのフェイズの使用回数を、1回分増やしてもよい。

・敵味方問わず、場のキャラクターがダメージを受ける際に、任意で使用を宣言する。
 1Dを振り、出た目の数値分だけダメージを減らす。
 また、一度に2回、同時に使ってもよい。 /←これは、同じダメージに対して2回使っても、別々のダメージに対して1回ずつ使ってもよい。但(ただ)し、その場合、2回使うこと、及び、その効果が対象とするダメージを宣言してからサイコロを振らなければならない(1回目の結果を見てから、2回目を使うかどうか決めることは出来ない)。

○解説:
 鋭利に伸ばした爪で相手の攻撃を「引っ掻き」、相殺するスキル。
 実の所、シェリスエルネスが横槍を入れるのは、大抵、メイドが理不尽に虐げられているような場面だ(単純に面白そうな騒ぎに首を突っ込むこともあるが)。
 従って、保護対象を守るこの手の技は必携品と言える。
 行いとしては単純で、原始的な部類に入る。貴者の中には、手掴みで料理を食べるが如き下品な行為と嫌う者もいるが、手っ取り早いのでシェリスエルネスは気に入っているようだ。通常は、メインの行動の合間に片手で行う。両手を使えば迎撃回数を増やせるが、攻勢に出る機会は失ってしまう。

◆万色を制圧する闇
○効果:
 このキャラクターは、自属性以外の、「漢字一文字」の属性か「漢字一文字&漢字一文字」の属性のアクションカードも、4枚までデッキに組み込むことが出来る(例:○「機、地&聖」 ☓「闇&姫&機、魔王」)。
○解説:
 シェリスエルネスは、全てを吹き飛ばし自分色に染め上げる、暴虐の嵐である。元からその属性の力を使えたり、闇の力で強引に効果を再現したりと、方法は様々だが、操る系統は幅広く、苦手な相手や戦場は非常に少ない。思い立ったらその場で殴り込みを仕掛けられる引き出しの多彩さが、無鉄砲に拍車をかけている。

◆ここを我が戦場と定める
○効果:
 自分のターン開始時に、現在HPが3以下ならば、発動させてもよい。

 自分を「初期HP30以上〜40以下、名前に『シェリスエルネス』を含む」キャラクターに置き換える(どの『シェリスエルネス』を出すかは、能力発動時に決めてよいが、すぐに場に出せるよう、キャラクターカードやデッキは用意しておくこと)。
 この時、新しく場に出された『シェリスエルネス』の状態は、バトル開始時と同様の状態になる。付加要素は引き継がない。
 また、「ここを我が戦場と定める」と同名の特殊能力は、1チームにつき、1バトル中、1回しか発動しない。

○解説:
 口では用件が済んだら退散するようなことを言うが、介入を決めた時点で、シェリスエルネスは徹底的にやり合うつもりでいる。
 事を構えて仕留め損ねた場合、手痛いしっぺ返しが待っていることだろう。


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☆常夜の絶対境界線 『シェリスエルネス』
 初期HP:35  AP:25  属性:闇、姫、鞭、魔  種族:女性、君主、魔物

「あら、私(わたくし)から先は、通行止めでしてよ? このシェリスエルネスの隣をすり抜けるだなんて無礼、赦されると思って?」

○解説
 常夜の荒野の君主として、外敵を迎撃する時のシェリスエルネスである。
 責任感の発露か、敵の攻撃を一手に引き受けようとすることが特徴だ。
 そうやって先陣を切るあまり、そのまま相手の本拠地まで進軍してしまうことも多い。

<特殊能力>
◆ノーブル・ベルセルク / 傲岸なる闇
○効果:
 このキャラクターは、常に前衛に位置する。何らかの原因でそれ以外のポジションになったとしても、即座に前衛に移動する。
 また、前衛にいる限り、自分の被る全てのダメージ値が−2される。
 更に、前衛にいる限り、上記の数値修正などを経た、自分の被る最終的なダメージ値が「8以上」であった場合、それを「7」に変更する。
○解説:
 彼女にとって「強い」とは、「倒れないこと」「戦場に在り続けること」「何かを示し続けること」である。魔物の中ですら化け物扱いの連中に誕生直後から刃向かい続けた狂戦士じみた魂は、相手の喉笛を噛み千切るまで活動を止めない破格のしぶとさを生み出した。最も反りが合わず、陰になり日向になり殺害を試みてきたヴェルディベルディをして、「あの娘は、どうにも殺しきれない」と言わしめた程である。特に、大威力をぶち込んで一撃で仕留めようなどという雑な目論見に対しては、脅威的な耐性を示すことだ。

◆城主の務め
○効果:
・自分が前衛に位置する限り、敵対チームのキャラクターが、自分の所属するチームの中衛と後衛のキャラクターに対して与える効果の対象を、全て自分へ変更する。
・自分が前衛に位置する場合、自分のターン開始時に、「自チームの自分以外の前衛」かつ「現在HPが7未満」のキャラクターを全員、中衛へ移動させる。
○解説:
 苛烈な責任感は、彼女の美点でもあり欠点でもある。よほどの実力と信頼が無ければ、隣で戦わせては貰えないのだ。

◆闇の沸血祭(継戦)
○効果:
 自分のターン中に敵対キャラクター(トークン含む)がリタイアした場合、その処理が終わった後に、リタイア敵対者1人に対して自分のHPを1D回復する。
 この効果は、1ターンにつき、リタイア敵対者3人分まで発動する。
○解説:
 戦闘を始めたシェリスエルネスは生ける災害であり、仕留めた獲物の命を呑み込んで、ますます苛烈さを増していく。時々、人型を取るのを止めて、只の闇の嵐と化しているようにすら見えることだ。

◆ゴアメイドの仕立て
○効果:
 「種族:メイド」を持つキャラクターカード(トークンカード含む)を、1枚、デッキ構築の時点で、このキャラクターに登録しておいてもよい。そして、登録されたキャラクターカードの「属性」と「種族」を、自分も持っているものとして、デッキを構築してよい。何らかの理由で、この特殊能力や登録されたキャラクターカードが失われた場合、条件を満たされなくなったアクションカードは、裏返され、使用不能になる。
○解説:
 領地で戦う時のシェリスエルネスは、ゴアメイド達から万全の支援を受けている。
 大なり小なり魔姫に恩のある彼女らの士気は高く、特に一部の者達の献身ぶりは常軌を逸しており、「必要ならば愛するお嬢様の血肉になることすら厭わない」とまで囁かれている(魔姫本人は、そんなことを要求しないが)。
 いずれにしろ、戦いに臨む主人の無事を祈って行われる誠実な仕事の数々は、敵対者達にとっては、塩を撒かれる程度の被害では済まないことだろう。

◆魔王の片鱗 <孤高と矜恃の魔王>
○効果:このキャラクターは、魔王属性のアクションカードも、1枚までデッキに組み込むことが出来る。
○解説:シェリスエルネスが到達するかもしれない未来の一つ。その片鱗。


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☆峻烈なる宵闇の制裁執行者 『シェリスエルネス』
 初期HP:30  AP:25  属性:闇、姫、鞭、魔  種族:女性、君主、魔物

「虎も産婆は喰うまいに――平たく言うと、堪忍袋の緒が切れてしまいましたの。ぶち殺して差し上げますわ♪」

○解説
 シェリスエルネスは魔物とは思えぬ程に公明正大で、慈悲深い。
 但(ただ)し、それに付け込んで悪でも為そうものなら、魔姫直々に誅を下す、この制裁執行者としての貌を見ることになるだろう。
 一度、厚意を無下にした者へ対する報復に、一切の躊躇も容赦も存在しない。
 正しいという事は、時に恐ろしい物なのだ。

<特殊能力>
◆魔翼の姫君
○効果:
 自分のターン開始時に、使用を宣言してもよい。
 自分にネームド・ステータス『ストラグル・フライト』を付与する。
 もしくは、自分に付与されている飛行属性を持つNSを、好きなだけ選び、破棄する。
○解説:
 翼のある魔物にとっては、飛行している状態こそが、常態である。しかし、それでは飛び道具等の格好の的である為、生き残りたければ、地に接しておとなしくしている術も学ばなければならない。理想は、両者を瞬時に切り替えられることである。

◆夜を引き連れし舞い手 (空中コンボ・3回行動)
○効果:
・発動条件1:「敵対キャラクターに、『浮き属性』か『崩れ属性』のあるネームド・ステータスを付与されている者がいる」&「闇属性を持つフィールドカードが場に設置されている」&「自分に飛行属性を持つNSが付与されている」
・発動効果1:通常の(1回目の)行動終了後に発動条件を満たしていた場合、2回目の行動決定ダイスを振り、2回目の行動をする。但し、その効果の対象に「『浮き属性』か『崩れ属性』のあるNSを付与されているキャラクター」か「自分」を含めなければならず、それが出来なかった場合は、2回目の行動はキャンセルされる。

・発動条件2:「発動条件1」&「自分に闇属性を持つNSが、3つ以上付与されている」
・発動効果2:「発動効果1」と同様の処理で、3回目の行動をする。

○解説:相手の体勢を崩し、凶悪な追撃へと繋げる、洗練された一連の暴力作法。宙へと打ち上げられた獲物は、嵐に呑まれる木の葉となって、無惨に引き千切られることだろう。

◆ダーク・ボルテージ / 甘美な報復の刻は来たれり / 闇の沸血祭(蹂躙)
○効果:
・発動条件1:「闇属性を持つフィールドカードが場に設置されている」&「自分に闇属性を持つネームド・ステータスが、3つ以上付与されている」
・発動効果1:このキャラクターの行動決定ダイスの出目は、「+1」される。

・発動条件2:「発動条件1」&「自分に闇属性を持つNSが、6つ以上付与されている」&「自分の現在HPが初期HP以下」
・発動効果2:自分の与えるダメージの値を「(初期HP−現在HP)÷3」(端数切り捨て)の数値分、増やす。また、自分のターン中に敵対キャラクター(トークン含む)がリタイアした場合、その処理が終わった後に、追加で1回、行動決定ダイスを振り、アクションを行う。この効果による追加行動は、1ターン中に1回まで。

○解説:
「あら、熱心な抵抗だこと。まさか貴方達――、この期に及んで生き延びようだなんて恥知らずな考えを持っているんじゃないでしょうね?」
 報復の甘き味。闘争中に受けた痛みは全て、怨敵を誅戮する力へと転化される。標的らの息の根を止め尽くすまで、シェリスエルネスが止まることは無い。

◆デッドリー・ステップ (デッキ・スイッチ)
○効果:
 このキャラクターは、デッキを2つ(以下、デッキA、デッキBと呼称)用意して、バトルに臨んでもよい。デッキの内容や、どちらがAでBか等は、他のプレイヤーに明示しておくこと。

 バトル開始時点では、デッキAが使用デッキとして選ばれている。
 以後、行動決定ダイスを振る直前毎に、どちらのデッキを使うか選び直してよい。
 デッキへの変化(「裏返され使用不能」など)は、選ばれていない間も維持される。

○解説:あたかも踊り手がステップを踏み替えるかのように、戦闘スタイルを瞬転させる。

◆魔王の片鱗 <誠道と応報の魔王>
○効果:このキャラクターは、魔王属性のアクションカードも、1枚までデッキに組み込むことが出来る。
○解説:シェリスエルネスが到達するかもしれない未来の一つ。その片鱗。


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☆圧倒する魔姫 『フルスペック・シェリスエルネス』
 初期HP:※  AP:※  属性:※  種族:※

「さぁ! 私(わたくし)に敗れ去る栄誉を授けて差し上げますわ!」

○解説
 ゲーム用に細分化されたデータを統合し、真のシェリスエルネスに近づいた存在。全ての能力を結集して、圧倒的な実力を見せつけるかもしれないし、思った程、役に立たないかもしれない。

<特殊能力>
◆デーモニック・プリンセス
○効果:
 このキャラクターは、デッキ構築時点で、名前に「シェリスエルネス」を含むキャラクターカードを、好きなだけ自分に登録しておいてよい。
 初期HPとAPは、それぞれ、その中で最大の物が適用される。
 登録されたカードが持つ全ての属性・種族を、1つずつ持つ(同じ属性・種族を2つ持ったりはしない)。
 登録されたカードが持つ全ての特殊能力を、1つずつ持つ(同じ名前の特殊能力を2つ持ったりはしない。特殊能力の名前が被った場合は、後述の順番で最初に出てきた物を優先して持つ)。

 処理の都合上、登録されたキャラクターカードの順番を決め、公開しておく。このキャラクターカードは1番目である。「属性、種族、特殊能力」の表記は、その順番で先に出てきた順に並んでいると見なす。

 この特殊能力は、バトル中、如何なる効果によっても失われない。

○解説:ここを収束点とし、あらゆる時空、あらゆる可能性のシェリスエルネスの力が流入してきている。それによって、あるいは実物を凌駕するスペックを得るやも知れず、あるいは相反する特性の競合により自滅してしまうやも知れない。

◆タクティクス・ワードローブ
○効果:
 このキャラクターは、自分に登録しているキャラクターカードの枚数と同じ数まで、デッキを用意して、バトルに臨んでもよい(上限までデッキを用意しなくてもよいが、バトル中に追加することは出来ない)。
 各デッキは、1から番号を割り振って区別する。デッキの内容や、どれが何番か等は、他のプレイヤーに明示しておくこと。

 バトル開始時点では、デッキ1が使用デッキとして選ばれている。
 以後、行動決定ダイスを振る直前毎に、どのデッキを使うか選び直してよい。
 デッキへの変化(「裏返され使用不能」など)は、選ばれていない間も維持される。

 この特殊能力は、バトル中、如何なる効果によっても失われない。

○解説:無数に修めた技や術の中から、その場に適した物を瞬時に選び取り、アドリブで戦術を組み立てる能力。永く生き成長を続ける魔物にとって、結構重要なスキルである。シェリスエルネスの場合、引き出しの中身を自分を飾るドレスやアクセサリーに見立ててコーディネートする感覚なのだという。


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☆常夜の荒野の軍隊蝙蝠
 初期HP:4  AP:4  属性:闇、魔  種族:モンスター、魔物

「私(わたくし)に付き従う可愛らしい小動物。愚かな様も愛おしい、健気でか弱い庇護対象。そんな傲慢な想いを抱いていたこともありましたわ。ええ、あの大繁殖の日を迎えるまでは……」

○解説
 シェリスエルネスの高貴さに惹かれて集まってきた蝙蝠達で、常夜の荒野の生態系の一角を担っている。基本的に小動物に毛が生えた程度の力しか持たない為、荒事での戦力に数えられることは無いが、いざという時には軍隊蟻の如く、集団で敵に襲いかかるらしい。

<特殊能力>
※補足:カードサイズが小さいが、このカードはキャラクターカードであり、トークンカードでは無い。

◆小躯の制約
○効果:
 このキャラクターは、コスト4以下のカードのみ、デッキに組み込むことが出来る。
○解説:
 尚、様々な棲息地から次元を超えて集まってきた寄り合い所帯である為、雑種化が進んでいる。個々がどんな能力を持っているのか、シェリスエルネス達も正確には把握していない。

◆常夜の荒野の夜間警戒網/伝令ペット  (シェリスエルネスの臣下)
○効果:
 バトル開始時、1回目の行動順決定ダイスを振り合う直前に発動させてもよい。
 敵対キャラクターを1人指定する。そのキャラクターの振る行動順決定ダイスの出目は、最初に振る1回のみ「−1」の修正を受ける。
 この能力は、1バトル中に1回だけ使用出来る。
○解説:
 一部の個体が訓練されて伝令に使われている他は、基本的に野生の習性に則って暮らしている。昼間はシェリスエルネスの居城を塒(ねぐら)とし、夜になると餌を求めて周囲の荒野へ飛び立っていくことだ。彼・彼女らが見慣れぬ物を発見した時の騒ぎはすぐに魔城へ伝わる為、密かに蝙蝠鳴子などと呼ばれていたりもする。
 同じく魔城にやたら居着いている黒猫達とは、活動範囲や餌など、上手に棲み分けているようだ。


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☆常夜の荒野の蝙蝠禍
 初期HP:100  AP:100  属性:闇、魔  種族:モンスター、魔物

「馬鹿な! このような死に方……っ! このような死に方、我が与えるべき物だ! 我こそは、尊厳の陵辱者! 『慟哭に塗りたくる冒涜』、『邪智の泉』、『マーシレス・スウォーム』!! それがっ、あろうことかっ、こんな死に方――ァァッッ!!」
   ――とあるインセクト・ロードの断末摩

○解説
 常夜の荒野の軍隊蝙蝠達が、とある事件により大繁殖した際に、観測された現象である。仲間が増えてテンションが上がり、過密状態に陥ったことでエコーロケーションの超音波が混在・錯綜して方向感覚を失い、キィキィとお祭り騒ぎをしながら右往左往しつつ、全体としては巨大な塊となって一定方向へ高速で移動している。そして、とりあえず餓えを満たそうと、ぶつかった物に手当たり次第に齧り付き、更には、明らかになった破壊的な特性により、周辺へ壊滅的な被害を撒き散らしていることだ。
 頭数、物量、それは最も根源的かつ致命的な暴力であり、魔界にあっても、その猛威は些かも衰えない。あの、地平線を埋め尽くす漆黒の雲霞に遭遇したならば、貴方もそれをたっぷりと思い知らされることになるだろう。

<特殊能力>
※補足:カードサイズが小さいが、このカードはキャラクターカードであり、トークンカードでは無い。

◆擬似再現・群体魔法陣(デッドエンド・スタンピード)
○効果:
 このキャラクターは、あらゆる属性制限と種族制限を無視して、デッキを組んでよい。
 この特殊能力は、バトル中、如何なる効果によっても失われない。
○解説:
 雑種化が進んだことによって得た様々な適性は、彼・彼女らが天地を埋め尽くした瞬間、恐るべき凶器と化した。すなわち、大群の生み出す膨大な生体エネルギーと、どのような配置からでも何らかの立体魔法陣が描かれてしまう数の暴力とに、触媒として作用し、この世に起こり得るありとあらゆる現象を擬似的に再現し続け、進路上へと見境無く降り注がせる、終末的ハリケーンを生み出してしまったのだ。
 はたしてこれが、蝙蝠達がシェリスエルネスに好意を抱いて集まってきた結果、偶然生じてしまった災厄なのか、それとも、野生本能の密かな企図が、種を強化する交配の為にシェリスエルネスの存在を利用した成果であるのか、現時点では不明である。

◆常夜の荒野の鳥獣災害  (シェリスエルネスの臣下)
○効果:
 自分のターン開始時に発動する。
 自分以外の全てのキャラクターに、2ダメージを与える。
○解説:
 ちなみに前述のとある事件とは、魔姫にメイドを奪われたインセクト・ロードが常夜の荒野に攻め込んできて長期戦になった事態のことである。それが引き連れていた毒虫の大群を、蝙蝠達が食べ過ぎてしまった上、繁殖期を幾度も迎えてしまったのだ。
 件のインセクト・ロードが蝙蝠禍の序盤で呆気なく消滅させられてしまったことから、この現象は敵対勢力による生物的な浸透へ対して常夜の荒野という土地の生み出した防衛機構なのではないか、と勘繰る者もいる。
 大繁殖した蝙蝠達に「シェリスエルネスたま好き好き!」と群がられて自身も消し炭になりかけたシェリスエルネスにとっては、個体数管理は飼い主の義務だということを、文字通りその身に刻まれた事件であった。


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☆シェリスエルネスズ・ブラックバット
 初期HP:12  AP:12  属性:闇、魔  種族:モンスター、魔法構造体

「我が軍の主力ゴーレムが、奴の放った蝙蝠一匹に潰された。……帰りたい」
   ――とあるゴーレム技師の記録より

○解説
 シェリスエルネスが、自分や仲間を支援させる為に魔力で形成した魔法構造体。蝙蝠の姿こそ模しているものの、術式に従って動くだけの無機物であり、魔法生物とも使い魔とも言い難い。人間の感覚で言えば、ドローンを飛ばすのに近いか。

 これは、最も得意な闇の魔力しか籠めていない代わりに、耐久力が高いタイプである。

<特殊能力>
※補足:カードサイズが小さいが、このカードはキャラクターカードであり、トークンカードでは無い。

◆リソース回収
○効果:
 自分のターン開始時に使用してもよい。
 名前に「シェリスエルネス」を含んでいるキャラクターを1人選び、行動決定ダイスを1回振らせ、行動させる。
 その後、自分をリタイアさせる。
○解説:
 自壊し、己を構成していた魔力を作成者へ還元する。そうして生まれた余裕が、戦闘の趨勢を左右することもあるだろう。

◆作成時の初期調整
○効果:
 このキャラクターは、デッキ構築時に余ったAPの数値分、初期HPを増加させてバトルに臨んでもよい。初期HPの増加は、デッキ構築時点で発生していると見なす。また、バトル中にこの特殊能力を失っても、初期HPの数値を修正しなくてよい。
○解説:
 かっちり設計図が決まっている訳では無く、必要に応じて即興で作成する為、機能を抑えて頑強さを増すなどの融通が利く。


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☆シェリスエルネスズ・マルチカラー・バット
 初期HP:8  AP:12  属性:(※)、魔  種族:モンスター、魔法構造体

「リベンジで闇属性をメタっていったら、属性が違う色違いのを飛ばされた。……もう帰ろう」
   ――とあるゴーレム技師の記録より

○解説
 シェリスエルネスが、自分や仲間を支援させる為に魔力で形成した魔法構造体。蝙蝠の姿こそ模しているものの、術式に従って動くだけの無機物であり、魔法生物とも使い魔とも言い難い。人間の感覚で言えば、ドローンを飛ばすのに近いか。

 これは、様々な属性の魔力を籠めて対応力を増している代わりに、作成者の得意属性では無い為、耐久力が低くなってしまっているタイプである。

<特殊能力>
※補足:カードサイズが小さいが、このカードはキャラクターカードであり、トークンカードでは無い。

◆リソース回収
○効果:
 自分のターン開始時に使用してもよい。
 名前に「シェリスエルネス」を含んでいるキャラクターを1人選び、行動決定ダイスを1回振らせ、行動させる。
 その後、自分をリタイアさせる。
○解説:
 自壊し、己を構成していた魔力を作成者へ還元する。そうして生まれた余裕が、戦闘の趨勢を左右することもあるだろう。

◆作成時の初期調整
○効果:
 このキャラクターは、デッキ構築時に余ったAPの数値分、初期HPを増加させてバトルに臨んでもよい。初期HPの増加は、デッキ構築時点で発生していると見なす。また、バトル中にこの特殊能力を失っても、初期HPの数値を修正しなくてよい。
○解説:
 かっちり設計図が決まっている訳では無く、必要に応じて即興で作成する為、機能を抑えて頑強さを増すなどの融通が利く。

◆作成時の属性色(※)
○効果:
 このキャラクターはデッキ構築時に「地・水・火・風・氷・雷」の属性から1つ選び、自身の属性に加えることが出来る。この時選んだ属性は、バトル中も、自身の属性として扱われる。
 何らかの原因で、この特殊能力を失う場合、このキャラクターは即座にリタイアする。
○解説:
 魔法構造体は、作成時に籠めた魔力の属性の色に染まる。外色だけ変えて偽装することも可能だが、味方まで間違えてしまう為、通常は一致させている。


 wvn-you008-MAGA01-cha10-ver.1.0
☆シェリスエルネスズ・サプライバット
 初期HP:4  AP:4  属性:闇、魔  種族:モンスター、魔法構造体

「遠くでチョロチョロしている、あの小さな蝙蝠を無視した時点で、我々の敗北は決まっていた」
   ――とあるゴーレム技師の記録より

○解説
 シェリスエルネスが、自分や仲間を支援させる為に魔力で形成した魔法構造体。蝙蝠の姿こそ模しているものの、術式に従って動くだけの無機物であり、魔法生物とも使い魔とも言い難い。人間の感覚で言えば、ドローンを飛ばすのに近いか。

 これは、戦闘で生じる滞留魔力の回収、及び、それの再利用に特化したタイプである。

<特殊能力>
※補足:カードサイズが小さいが、このカードはキャラクターカードであり、トークンカードでは無い。

◆リソース・リサイクル
○効果:
 このキャラクターは、【カウント:リサイクル】という数値を持つ。
 初期値は『0』である。最大値は『99』である。【カウント:リサイクル】の数値は、自分のターンが回ってくる度に、『1』点ずつ増えていく。

 このキャラクターは、【カウント:リサイクル】の数値を消費して、行動決定ダイスを振る代わりに、下記の効果を発動させることが出来る。

・【消費カウント:0】キャラクターを1人指定する。対象に行動決定ダイスを1回振らせ、行動させる。その後、自分をリタイアさせる。

・【消費カウント:4】キャラクターを1人指定する。対象に行動決定ダイスを1回振らせ、行動させる。

○解説:
 主に味方への支援を想定しているので、様々な滞留魔力を補給対象に使い易い性質へと変換する機能に力が注がれている。また、自壊して構成魔力を供出する機能も備わっている。


 wvn-you008-MAGA01-cha11-ver.1.0
☆シェリスエルネスズ・マルチカラー・サプライバット
 初期HP:1  AP:4  属性:(※)、魔  種族:モンスター、魔法構造体

「この記録を人間が読むことは無いだろう。何故ならば、部隊唯一の生き残りである私は、魔界へ拉致され、自分の所属するゴーレム学派の研究の継続を強いられているからだ。正直、人外の叡智に満ちた魔界で私の持っている物が役に立つとは思えないのだが……」
   ――とあるゴーレム技師の記録より

○解説
 シェリスエルネスが、自分や仲間を支援させる為に魔力で形成した魔法構造体。蝙蝠の姿こそ模しているものの、術式に従って動くだけの無機物であり、魔法生物とも使い魔とも言い難い。人間の感覚で言えば、ドローンを飛ばすのに近いか。

 これは、汎用性を追求した結果、リソース・リサイクル機能持ちを闇以外の属性で作成したタイプである。ここまで来ると、流石に本人の資質から外れ過ぎていて性能は低くなるが、いざという時の為に造れるようになっておくのが、様々な種族・属性の者を束ねる主君としての、嗜みということなのだろう。

<特殊能力>
※補足:カードサイズが小さいが、このカードはキャラクターカードであり、トークンカードでは無い。

◆リソース・リサイクル
○効果:
 このキャラクターは、【カウント:リサイクル】という数値を持つ。
 初期値は『0』である。最大値は『99』である。【カウント:リサイクル】の数値は、自分のターンが回ってくる度に、『1』点ずつ増えていく。

 このキャラクターは、【カウント:リサイクル】の数値を消費して、行動決定ダイスを振る代わりに、下記の効果を発動させることが出来る。

・【消費カウント:0】キャラクターを1人指定する。対象に行動決定ダイスを1回振らせ、行動させる。その後、自分をリタイアさせる。

・【消費カウント:4】キャラクターを1人指定する。対象に行動決定ダイスを1回振らせ、行動させる。

○解説:
 私が助命された理由の一つは判明した。まさか、かつて我が学派の手がけたブリキット・タイプが魔界に流れ着いていたとは。やぁ、昔の記録でしか知らなかった作品と直接話が出来て光栄だ。……、「軍事を超越したゴーレム」、そんな哲学を掲げられていた時代は終わったよ。勇者ゴーレム計画は軍部に接収され、当時の長だった導師は投獄された。次第に締め付けが厳しくなっていって、今では御用学派以外の連中は、こうして皆、前線送りさ。

◆作成時の属性色(※)
○効果:
 このキャラクターはデッキ構築時に「地・水・火・風・氷・雷」の属性から1つ選び、自身の属性に加えることが出来る。この時選んだ属性は、バトル中も、自身の属性として扱われる。
 何らかの原因で、この特殊能力を失う場合、このキャラクターは即座にリタイアする。
○解説:
 無人詠唱装置――、そうか、真実を知っているのか……。あれは、ますます普及しているよ。いまや、他国にも。悪いが、ホムンクルスのことは専門外だから、解法手段を尋ねられても分からない。聞いた話では、呪術的な「セーフティ」が仕掛けられている筈……、故に、ただ中身を取り出すだけでは救えないのは確かだろうが。
 ……昔、精神置換の魔法で人間と入れ替わって脱走したホムンクルスがいてね、それ以来、処置が厳重になったんだそうだ。……え、そいつが『復讐と刑罰の魔王』の元で、将軍の一人に? 無人詠唱装置の基礎技術を齎したのは『享楽と猛毒の魔王』で、目的はホムンクルスという種を丸ごと一つ、消耗品扱いされる存在に堕として、その苦しむ様を眺めて愉しむ為? いや、いや、いや、私の出身世界が対立する魔王同士の代理戦争の場になりかけていると言われても、俄には信じ難い……。


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☆シェリスエルネスズ・オーダーバット
 初期HP:12  AP:12  属性:闇、姫、鞭、魔  種族:モンスター、魔法構造体

「確かに命令系統を潰すのが上策ではあるが、そこも一筋縄では行かなくてね」
   ――魔王ザーバッハの娘自慢

○解説
 シェリスエルネスが、緊急の指示を直接飛ばす時に用いる魔法構造体。万が一にも途中で妨害や操作を受けぬよう、念入りに作成されている。その為、即席で生み出すことは無く、作り置きを自分の周囲に魔術的に格納している。また、余剰な分は、居室の天井にぶら下げて、警備の一部としているようだ。
 外見は蝙蝠型で、尾のみ悪魔尻尾状の鞭になっている。伝令に用いるなら、もっと速そうな生物を模しても良さそうなものだが、闇を渡って移動出来るので、実は飛行速度はあまり重要では無いらしい。

<特殊能力>
※補足:カードサイズが小さいが、このカードはキャラクターカードであり、トークンカードでは無い。

◆ゴシック・オーダー
○効果:
 このキャラクターは、行動決定ダイスを振る代わりに、下記の効果を発動させてもよい。

・キャラクターを1人指定する。対象に行動決定ダイスを1回振らせ、行動させる。その後、自分のHPを直接5点減らす。

○解説:
 シェリスエルネスズ・オーダーバットは、魔姫のメッセージを携えて現れることもあれば、その場で本人とリンクして通信機代わりになることもある。


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☆クローゼット・エコーズ
 初期HP:20  AP:15  属性:闇、姫、鞭、音、魔  種族:女性、魔法構造体、魔物

「余なら、ああなる前に処分する。そこが彼女の甘い所だ」
   ――魔王ザーバッハの娘批判

○解説
 一対の蝙蝠翼、伸びて鞭にもなる三本の悪魔尻尾、優美な長耳に加えて、頭頂付近に蝙蝠の耳を持つ(つまり、合計四つの耳を持つ)紫髪蒼眼の少女達で、やたら無機質な態度を取ってくる。総じて、思い思いのゴシック衣装に身を包み、それぞれ独自のゴアウェポンを携えていることだ。
 その正体は、長く使われている内に付喪神的に魂を得るに至った、シェリスエルネスズ・オーダーバット達である。自我を持ち独立した存在となった後も魔姫の元に留まり続ける理由は不明だが、一説には、何時の日かシェリスエルネスの存在を賭けた最終決戦の日に、かつて彼女の采配で命を落とした者達からの伝令――審判(エコー)を受け取って届ける為だとも言われている。
 好きな物は、情報の伝達、正確な言葉遣い。
 嫌いな物は、優柔不断、不明瞭な言葉遣い。

<特殊能力>
◆オーダー・ブレイク
○効果:
 このキャラクターは、デッキ構築時に、「プレイヤーの選んだ任意の漢字一文字」か「格闘」を、自身の属性に加えることが出来る。この時選んだ属性は、バトル中も、自身の属性として扱われる。
 何らかの原因で、この特殊能力を失う場合は、追加した属性を失う。
○解説:
 シェリスエルネスの劣化版といった状態から抜け出そうと、各人が各方向へ修練に励んでいる。量産型みたいな外見も嫌がっていて、個々に髪を染めたり、カラーコンタクトを入れたりと、カスタム――ファッションに余念が無い。アイデンティティに関わる重要な行為であるので、魔界版中二病などと言ってはいけないゾ。
 オリジナル(?)と違って四つ耳で音に敏感なことが、密かな自慢である。

◆プライマル・オーダー
○効果:
 自分のアクションを済ませ、自分のターンを終える直前に、発動させてもよい。
 キャラクターを1人指定する(自分を指定してもよい)。対象にアクションダイスを1回振らせ、行動させる。その後、自分のHPを直接10点減らす。
 この特殊能力は、1バトル中に1回だけ使用出来る。
○解説:
 忘れてはならないのは、彼女達はシェリスエルネスの魔力から生まれた存在であり、人格的にも能力的にも本質がとても近しいということである。態度が無機質なのは、そういうのが「格好いい」と思って演じているからで、実際は活発かつ感情豊かであり、影の存在に徹するのは、シェリスエルネスの七光りで特別扱いされることを忌避しているからだ。もしも、そんな彼女達が、あえて誰かに行動することを促すならば、それが当人の岐路になると見て取ったからであろう。

◆常夜の荒野のスパイ狩り  (シェリスエルネスの同盟者)
○効果:
 このキャラクターは、【カウント:情報捕食】という数値を持つ。
 初期値は『0』である。最大値は『18』である。【カウント:情報捕食】の数値は、敵対キャラクターがサイコロを振り『1』の目を出す毎に、1点増えていく。
 このキャラクターは、【カウント:情報捕食】の数値を消費することで、下記の効果を発動させてもよい。

・【消費カウント:3】
 自チームのキャラクターがサイコロを振り『1』の目を出した時に発動させてもよい。
 そのサイコロを振り直させる。
 カウントが足りるなら、1ターン当たりの発動回数は無制限。

・【消費カウント:6】
 自分のターン開始時に発動させてもよい。
 自分のHPを、4点回復させる。
 カウントが足りるなら、1ターン当たりの発動回数は無制限。

○解説:
 伝令の任務とシェリスエルネスの指揮下から離れたクローゼット・エコーズは、常夜の荒野を取り巻く不可視の情報の渦に身を潜め、その流れを監視している。これは間諜を狩り出すのに威力を発揮する反面、魔姫に臣従を誓っていない者達がそこまで深く情報に関わっているという諸刃の剣でもあり、問題視する臣下も多い。尚、エコーズは、あえてそう思われるよう振る舞っている節もある。
 また、彼女達は、存在の維持に、生き血ならぬ生き情報を必要としている。軽い物忘れをしたり、呼んだのに相手に聞こえていなかったりする時は、常夜の荒野で暗躍する吸識蝙蝠達に、つまみ食いをされた可能性がある。荒事の相手などは遠慮無しに吸い放題される為、ご愁傷様と言う他ない。