2014年02月08日

怪談を語った経験点による成長

 
・シェリスエルネスの魔城の猫達とランセリィが、以下の特殊能力・スキルを獲得!


◆ 漠在する猫、靄の向こうの瞳(バイロケーション):B〜A&不明
 己が身を不確定の中に置き、複数の場所に遍在する能力。
 他者から明確に認識された場合は、常に一体に収束してしまう為、戦闘行為には適さない。もしくは、非常にひねくれたバトルセンスを要求される。
 また、互いに独立した場所で別々の他者から認識された場合などには、同時刻に自分が二人存在する事もあり得る。しかし、この状態は長く続かず、最終的に必ず一人に収束する。
 常理に対する欺瞞は世界からの除外に繋がる為、使用者は常に不吉に晒される。

 通常は猫が生来取得している能力だが(一説には仔猫の八割)、猫っぽければ誰にでも発現する可能性のある、傍迷惑な能力である。
 効果の割りにデメリットが大きい為、誰かの掛けた呪いであるとも言われている。

 魔城の猫達の修得ランクはB〜A、ランセリィの修得ランクは不明。


・ランク別効果、参考表

E:
 いわゆる離魂病・ドッペルゲンガー現象が起きる状態。これ一つがそれ全ての原因では無い。
 本人に自覚は無く、あちらこちらでふらふらと収束しながら、しばしば夢遊病者的な突飛な言動を取る。
 同時に二箇所で存在を観測されてしまった場合、使用者は消滅する。もしくは、命を一つ失う。

D:
 いわゆる離魂病・ドッペルゲンガー現象が起きる状態。これ一つがそれ全ての原因では無い。
 本人に自覚は無く、あちらこちらでふらふらと収束しながら、日常的な言動を取ろうとする(多少、己の認識や存在を保てている)。
 同時に二箇所で存在を観測されてしまった場合、使用者は消滅する。もしくは、命を一つ失う。

C:
 自覚的に能力を扱えるのは、このランクから。
 といっても、任意に発動したり効果を制御したりは出来無い。「適応する」、「流れに上手く乗れるようになる」と言うのが近く、現象の発動時に、情報入手等の利益を得る確率が上昇し、ペナルティ等の不利益を蒙る確率が下降する。経験者によると、「明晰夢(夢だと気づいている夢)を見ながら、その夢の中で手足を思い通りに動かそうとする感じ」、らしいが詳細は不明。
 同時に三箇所で存在を観測されてしまった場合、使用者は消滅する。もしくは、命を一つ失う。
 また、不確定として遍在している状態でも、夢を見るような形で場の光景を認識出来る、「漂視」が発動するようになる。夜中にふと背後から視線を感じたり、猫が何も無い空間をじっと見詰め(返し)たりしている理由の一つは、これである。

B:
 現象の発生頻度と、漂視の精度が、上昇する。
 もしも噂好きなお城のメイド達の輪の中に、このランクの発現者が混じっていたならば、そのお城では秘密に出来る事柄がとても少なくなることだろう。
 決して見られていた筈の無い言動が、何故か人々の口に上っているのである。
 同時に三箇所で存在を観測されてしまった場合、使用者は消滅する。もしくは、命を一つ失う。

A:
 現象の発生頻度と、漂視の精度が、大幅に上昇する。
 最早、気がつけば奴がそこに居る、レベル。
 もしも、この能力を鼠狩り(スパイ狩り)に用いたならば、エキスパートになれることだろう。但し、その調査結果を主人に報告するかどうかは、気分次第であるのだ。困ったことに、そういう気質の持ち主にしか、この能力は発現しない。
 同時に『使用者の尾の本数』箇所で存在を観測されてしまった場合、使用者は消滅する。もしくは、命を一つ失う。
 魔王ザーバッハの軍勢においては、諜報局長ヴェルディベルディが積極的に発現者をスカウトしているが、気質の問題で当てにはしていないらしい。また、ザーバッハ本人は、この能力の発現者を殊の外気に入っていて(除、ランセリィ)、城内での無制限の自由を与えているのだが、同時に敵視していて激しい弾圧を加えているらしい。

EX:
 不確定に溶け込み過ぎて、誰からも存在を認識されなくなる。
 一説には狂気の道化師になるとも、世界に干渉できない観測者になるとも、モブキャラとして永遠に背景に紛れ込むとも言われている。


◆ 縮地(偽)
 「漠在する猫、靄の向こうの瞳(バイロケーション)」を利用して、場に遍在し収束することで、一瞬にして他の位置へと移動するスキル。
 最大移動距離は、使用者の遍在できる範囲に依存する。
 一瞬だけでも相手の気を逸らさなければならない為、戦闘時の使用には狡猾さが要求される。


◆ Cats are still indefinite fortunately. (猫は狭間で微睡めり)
 場に遍在することで、複数の気配を相手の感覚器へ送り込み、混乱を招く、フェイントスキル。
 相手が気配に鋭敏であればあるほど効果は高まるが、「漠在する猫、靄の向こうの瞳(バイロケーション)」の利用を看破されてしまうと、逆に自分の位置を相手の都合の良いように収束させられてしまい、回避修正に大幅な下方補正を受けることとなる。


◆ Cat is already definite unfortunately. (猫の目覚めは、不幸の目覚め)
 場に遍在する自分を一人の相手に複数同時に観測・認識させ、それらが一体に収束する際の超常的速度を利用することで、刃の切っ先をその喉元へと届かせる必中スキル。
 但し、これには「漠在する猫、靄の向こうの瞳(バイロケーション)」のペナルティ発動の危険が常に付き纏う。
 別名、一人トライアングルアタック。


◆ キャッツ・サプライズ
 特に変哲の無い、バック・アタック。
 前でも横でもいいが、とにかく相手の死角に出現するスキル。
「漠在する猫、靄の向こうの瞳(バイロケーション)」を利用している為、誰かの視線に晒されていると使用出来ず、通常は奇襲・暗殺用。
 相手のパーソナル・スペースを平然と侵犯する図々しさが要求されるので、「縮地(偽)」よりも難易度は高い。


◆ 影患い
 たとえ殺されても不確定な自分が殺害者の周辺に延々付き纏うという報復スキル。
 その影が殺害者を殺害し返した場合、使用者は復活する。

 復活の仕方は使用者の個性により、様々。
例:
・殺害者を殺害した影が、使用者本人となって復活する。
・殺害者を殺害した影が、魔として独自の自己を確立する。使用者とは別人である。
 同時にどこかで使用者が復活する、もしくは、使用者は復活しない。
・影に殺害された殺害者になりすまし、使用者が復活する。
 
posted by 謡堂 at 18:29| ◆聊枕百物語